St.Maria of Magdala マグダラの聖マリア

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St.Maria of Magdala マグダラの聖マリア　　　

Saints:聖人名＝St.Maria of Magdala 聖マリア・マグダラ

別名：マグダレナ、マグダラ、マドレーヌ、イタリア語「マリア・マッダレーナ」(Maria Maddalena)。　 ●参考：黒マリア

St.Maria of Magdalaを描いた絵
http://www.indocell.net/yesaya/id230.htm

解説＝
●新紀元社発行　『守護聖人』　真野隆也著　1997年　(p.154～)　から
　St.Maria of Magdala 聖マリア・マグダラ
　別名：マグダラ、マクドレーヌ、イギリス＝マグダナーレ、フランス＝マドレーヌ
　守護：娼婦・受刑者・坑夫・葡萄酒作り・葡萄酒商・櫛職人・床屋・膏薬作り・香水作り・皮なめし・毛織工・園丁などの守護聖人。プロヴァンス・シチリア島・ナポリの守護聖人。
　エンブレム(シンボル・持物)：香壺、偶像、十字架など
　記念日：７月２２日
　他の守護対象：受刑者、坑夫、ぶどう酒作り、美容院、香作り、膏薬作り、など
　守護地域：プロヴァンス、シチリア、ナポリなど

＜本人の歴史／言い伝え＞
・パレスチナ・ガリラヤ湖西・Magdala出身＝短縮してMagdalenaマグダレーナ＝裕福な家に生まれ、幼くして両親を失い、兄のラザロと姉のマルタといっしょに暮らしていたといわれる。
・自由奔放な生活をし売春婦「罪の女」というレッテルをつけられ。
・イエスと出会い、高価な香油を注ぎ、信仰の道を歩み「改悛した娼婦」に。
・復活したイエスが最初に現われたのは、このマリアにであり、彼女が他の弟子たちにイエスの復活を告げた。
・９世紀後半にフランス・マルセイユ招来の伝説が出来、奇跡を起こす。
・パリ南東220kmのVezelayヴェズレーのサンマドレーヌ教会が、聖女の遺体埋葬地になる。

●マグダラのマリア遊女説は、4-5世紀にローマカソリック教会から始まった。さらにこの解釈に同意しないものは異端者として追放された。
●マグダラの裕福な商家の一員で、イエス集団を財務的に支えていたという説。
●(プロバンスの伝承)：イエス処刑後の紀元後40年頃、エルサレムでの迫害の後、マグドレーヌは帆も艪も舵もない船に乗せられた。同行者は、兄ラザロ、姉マルタ、マリ・ヤコベ、マリ・サロメ、セドニウス、マクシミヌス、侍女マルティラなど70人。船はマルセイユ近くの寒村に着き、マルセイユに行進し、宣教活動。
・聖マクシミヌスがエクスバンプロバンスの司教になり、マリアはサント・ボームで30-33年隠遁生活をする。
・聖遺物はヴェズレーまたは、サン・マキシマン(サント・ボームの洞窟の礼拝堂)にあるという。

●参考事項：黒マリア

Place:聖人の地名のつく場所・地名＝
＜サンタ・マリアS.Maria＞
　(1)S.Maria -Giogo di ジオゴ・サンタ・マリア峠
　位置＝2503m、峠の名前＝Umbrailpass/ウムブライル峠【8位：スイス国境

　(2)Sta.Maria Maggiore/サンタ・マリア・マジョーレ峠
　位置＝It:巡礼の村付近　の名前

＜マッダレーナMaddalena＞
　(3)マッダレーナ峠Maddalena -Colle della： Larche -Col de /Argentera Pass /ラルシュ(ラーチェル)峠/アルジェンテーラ峠

　(4)S.Maddalenaサンタ・マッダレーナ村：Funes/フネス渓谷：
＜マドレーヌMadeleine＞
　(5)Madeleine -Col de laマドレーヌ峠

　(6)Madeleine -Col de laマドレーヌ峠

　(7)St.Maria of Magdala マグダラの聖マリア：坂東眞砂子著『旅涯ての地』の「アッツォ村」はどこ？

歴史・推測・感想など＝
　

＜参考：＞
・聖女マリア・ゴレティ
　7月6日。少女の守護聖人。20世紀初頭に殉教。20世紀の聖アグネスと讃えられる

・マリア（エジプトの）
　4月2日／11月29日。3世紀の聖人。画像には香油

・坂東眞砂子『旅涯ての地』にも登場。

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