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【赤の点線は地形上の分水嶺。今居るのは、モンスニのダム湖から南西 にあるプチ・モン・スニ峠(2182m)の南。 ブラマンスからクラピエへのルート脇】 |
●ハンニバルと象はこの「Ambinアンバン渓谷〜Petit Mont Cenis〜」(推定)を進軍したか?−− ポリビオス(BC200-BC118)の記述による。「」は推定の地名 −−●前のポイント「モーリエンヌ渓谷〜ブラマン」← 【●ハンニバルの有力推定ルート】 →●次のポイント「クラピエ峠へ」 紀元前218年秋、ハンニバルと象がこの「Maurienneモーリエンヌ渓谷〜Bramansブラマン〜Clappierクラピエ峠 または モンスニ峠を越えた」とする推定もあります。 (トラヴェルセッテ峠のルートに次いで有力な峠と言われています。 【緑実線:クラピエ峠を通過する推定ルート】 が、ここまでのイゼール川〜アルク川のルートは谷も広く、数万人のカルタゴ軍を待ち伏せし、岩を落とし奇襲できるような狭まった地形の渓谷は見当たりません。 また、この先、イタリアに向かっての峠道も、クラピエ峠でなくプティ・モンスニ峠を越える可能性が高いため、展望・峠の急な下りでの大量死者にも結びつかないような気がします。 ・・・皆さんの想定、推測情報などありましたらお願いします 参考資料: この記載情報はポリビオス(BC200-118)の記述による。これをもとにルートを推定・解説している本は以下のものである。 ・Gavin de Beerギャヴィン・デ・ビーア 『ALPS and ELEPHANTSハンニバルの象』時任生子訳:博品社(G-page) ・John Prevasジョン・プレヴァス『ハンニバル アルプス越えの謎を解く』村上温夫:白水社(J-page) |
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