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● Col de la Madeleineマドレーヌ峠について (ミシュランの海抜記載ミス?) 【●峠のDBへ】(左の図):『The-Green-Guide』French-Alps:Michelin出版2001年・・・p239に、Col de la Madeleine(1984m)という峠が記載されている。 (右の図):『IGNの1/10万』には峠名がない。海抜もLe-Colleの教会、ジグザグの登りきった付近で1800mを若干切る。 この峠の件は、2002/08/07-12ころに、掲示板「峠の茶屋」で皆さんのお話を聞きましたので、以下に概略をまとめます。 −−−−−−−−−−−− (kitamura):Iseranの南、Bonneval、Bessansの南に、Col de la Madeleine(1984m)という峠がありました。(旅に行く前、グリーンガイドでこの峠の記述を見つけ、前回の旅ではその1900mを越えるような峠に気がつかなかった。ミシュランのみにあり、IGNの1/10万にはない)・・・で、わざわざ見に行ってきました。確かに山が張り出してきてそこの部分高くなっていて・・・でもIGNは認めないんですね。看板も作らない。結果としては、峠の茶屋ができず、観光地にならず、村はさびれる。 (Mundbergさん):同名・同高度(1984m)の峠が、N90南下、N6沿いLa Chambre町に向う途中にもある。IGNのTOP25(1/2.5万)には、その場所にCol de la Madeleine(標高表示なし)が記載されている。ただし、ミシェランの標高1984mは誤りのようで、等高線から察するにせいぜい1750m位。D902に沿って記載されているが、がんばっても標高1800mには達しない。周りから見てなだらかに隆起した丘といった感じ。 単なるミシュランの誤記だと思われる。 (romeosierraさん):Col de la Madeleineは、ミシュランの1/20万には両方載っている。が、巻末の索引には la Chambreの南の峠しか載っていない。なお峠の標高は1993mとあるが、近くの三角点(ピーク)マークを指しているのかも。 D902側のCol de la Madeleineは、私の記憶ではこのあたり、イズラン峠方面からの氷河のモレーンが形成した急な坂道の所(スイスのグリンデルバルトに行く途中の登りに似ているが、もっとスケールが大きい)。この前後は比較的なだらかな平らな地形でこの部分が突然急坂になっているところ。しかしこのモレーンは下のCol du Mt Cenisへの分岐の町が標高約1220m、ここから推定実距離4kmでこのD902のこの辺りでの最高点1750m地点に達する平均斜度10%を越える凄い坂道ながら、到底1984mには達する事はありません。(Bessans=1730m、Bonneval-sur-Arc=1800mしかない)。 −−−−−−−−−−−− ・私の峠のDBには・・・→1784mとして登録しました。IGNの等高線から1800mの少し下と推定(=ミシュランの記述1984mは1字違いと仮定) ・この狭いVANOISEヴァノワーズのエリアに、2つの「Madeleine峠」(マドレーヌの菓子と同じスペル)がありました。 ・さらに3つの「Bonneval村」(Iseran峠の南に「Bonneval sur Arc」、Iseran峠の北東2kmほどのところに「Bonneval sur Arc」、Madeleine(D94)峠の北に「Bonneval」)。(「美しい/幸せの村」というような意味でしょう?) |
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