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参考:★provence-alpes-cote-d-azur周辺の宿

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【g735:フレジュスで地中海が見えてきた。ニースまであと40kmほど】

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【gmap735:歴史ある街を地図と対比すると・・】

南仏へ:機内からの眺め

2010年の旅は、ニースへのフライトから始まります。当然のことですが、地図どおりのすばらしい風景が・・。 でも8年前のこの町での苦い思い出が・・

フランス・プロヴァンス地方】[北村 峠一].(Kitamura)      


●機内からの眺め:パリからニースへ・・


 2010年の旅の紀行を書き始めましたが、5ヶ月以上の執筆ブランク。「旅のサマリー」として峠・谷のデータベース(DB)、花の同定・分類・DB、宿紹介などの「項目列記作業」をしてきたので、どうも「文章を書く」ペースがつかめません。

2010年の旅全体ルート
【2010年の全ルート:クリックでGoogle-Mapsが開く】


 まずは「車窓」ならぬ、ニースに行くまでの「飛行機の窓越し風景」の写真と、対応する航空写真地図を並べてみました。左窓席(7A)にいたおかげで、見事な景色を堪能。特にプロバンスに近づくにしたがって遠いアルプスも見え、地中海沿いでは低空飛行のすばらしい眺めに大感謝だったのです。

参考:★provence-alpes-cote-d-azur周辺の宿

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【g713/g715:逆光に輝くロ−ヌ川と、イゼール川の合流地点】


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【gmap715:飛行機の位置とRhoneロ−ヌ川と、Isereイゼール川】

●ローヌ川、イゼール川の合流点・・


 7:15出発のパリ上空は深い曇に覆われていたのですが、1時間ほど飛行したLyonリヨンの南付近からは下界の景色が見え始めました。

 朝日の逆光に輝いているのは、スイスのレマン湖から流れてくるロ−ヌ川と、イタリア国境イズラン峠からグルノーブルの町を流れてきたイゼール川が合流した地点。中州の輪郭がくっきり浮き上がっています。

 ここが、紀元前218年10月10日頃、カルタゴのハンニンバルが約4万6千の兵と象34頭を引きつれ、ローヌ川沿いから東のアルプスの方向に曲がった有力地点のひとつです。

 遠方の雲の下に、Vercorsヴェルコールの山々が黒っぽく見えます。あの山岳地帯で、第二次大戦時フランスのマキ(レジスタンス)がドイツ軍に対して抵抗運動をしたのです。


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●マノスク付近から、サント・クロワ湖、ヴェルドン渓谷が・・


 南仏Manosqueマノスクを過ぎたあたりで、北にSt.Croixサン・クロワ湖が見えてきました。あの湖のすぐ東にVerdonヴェルドン渓谷(Grand Canyon du Verdon(フランスのグランドキャニオン)があり、切り立った崖の白っぽい岩肌とエメラルドグリーンの川の色、ものすごく暑かった8年前のことを思い出します。

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【g723/gmap723:サント・クロワ湖、ヴェルドン渓谷】


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【g732:高速道路とエステレール山塊】

●高速道路を横切る


 飛行機は、高速道路を横切ります。ルートA8/E80で、カンヌから西へエクス・アン・プロヴァンスやマルセイユ、アルル方面に行く道、1ケ所膨らんでいるところはFrejusフレジュス北の料金所のようです。遠く光っているのはSt.Cassienサン・カッシャン湖でしょう。

 そして右前方の山は、Esterelエステレール山塊。最高峰はMont Vinaigreヴィネーグル山(618m)で、その右手に地中海が近づいてきました。


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【ニースへの飛行ルート】

●フレジュス、サン・ラファエル上空で旋回し、海岸に沿って北東へ


 ページ最初の写真と該当の地図をご覧ください。飛行機はFrejusフレジュス、St.Raphaelサン・ラファエル上空で東に旋回し、海岸に沿って北東へ進んで行きます。ニースまであと40kmほどです。

 街は大きなループで囲まれています。フレジュスの町の歴史を調べてみると、「ユリウスの市場:Forum Julii」に町の名前「Frejus」が由来しているという長い歴史の町。しかしロンバルド族、サクソン人、サラセン人などが次々と荒らしまわったため、10世紀ごろ町全体を城壁で囲み防護した跡が、ループに見える道路として残っているのです。


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●ゴルフ・ジュアン、ナポレオン、アンティーブ半島・・


 海岸線に沿って数百mの高度で飛ぶので、市街地の家並み、係留されているボート、山中の採石場など、細かな形も確認できて興味深々の眺めです。

 海岸線には地中海を望む広い敷地の高級別荘地、高層のリゾートマンション群、露出した茶色の岩肌の岩山、山が海に張り出した海岸線と、その狭い間に作られた細い海岸道路などが次々と現われます。
 Cannesカンヌの街と沖の二つの島を越えたあたりが、Golfe Juanゴルフ・ジュアン

●ナポレオン と Golfe Juanゴルフ・ジュアン海岸

1815年3月1日、コルシカ島の東にあるElbaエルバ島を脱出したナポレオンは、このGolfe Juanゴルフ・ジュアン海岸に上陸。
・「Route Napoleonナポレオン街道」と後日呼ばれる山道を北上してグルノーブルへ、そしてパリに戻り百日の天下をとりますが、ワーテルローの戦いで決定的な敗北をし、アフリカから2800kmも離れたセントヘレナ島へ流刑になったのです。

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【g754:湾の左がGolfe Juanゴルフ・ジュアン。翌日ナポレオンはカンヌ〜グラスと山道を進んだ】【g755/gmap755:左(西)がゴルフ・ジュアン、右(東)がアンティープ】

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●アンティーブ半島を横切る・・何のマーク?・・


 Antibesアンティーブ半島の上空を横切りますが、真下を見るとたくさんのヨットや大形観光船が係留されています。きっと大金持ちたちの豪華な船や、コルシカ島などへ行く観光船でしょう。

 遠く北にはアルプスの山並みがくっきり見えています。Varヴァール川の谷の先、ボネ峠あたりの高い山は雪で白く覆われていますが、それ以外はすべて青。今年のフランスアルプスは雪が多く、まだかなり多くの峠は閉鎖中なのですが、南フランスはすでに春の山模様です。

 ところでエンジンの脇に描かれている「羽のある馬(ペガサス)で、かつ魚の尾を持つ動物」の絵は、どこかの会社の社標でしょうか? どなたかご存知の方がありましたら、教えてください。

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【g757/gmap757:Antibesアンティーブの海岸と町】

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【gmap759:曲がりくねった建物と専用の船着場】

●ニース空港まで数km・・


 まるでピラミッドのような建物が見えます。30階以上もありそうなレジデンス・マンション、それが囲んでいる波止場にはたくさんのボートがぎっしりです。

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【g759:Villeneuve-Loubet】

http://www.ot-villeneuveloubet.org/【紹介サイト】
http://www.yavlin.com/【紹介記事】
・Avenue dela Batterie、06270 Villeneuve-Loubetヴィルヌーヴルーベ:(Maeva Residence Le Baronnet Marina baie des anges):2008年Jacques Herzog と Pierre de Meuron の設計。

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●ニース空港に到着・・あの苦い思い出が・・


 定刻より15分ほど遅れた8:45、Nice-Cote-Dazurニース・コート・ダジュール空港にスムーズな着陸です。自家用ジェット機が何十機も停まっていて、世界の金持ちが集まっている町だということをさらに実感します。

 大金持ちの生活はあまりに違うので想像すらできません。一方、この町には貧しい人たちもたくさん・・あの、8年前にビデオカメラを盗んだ少年たち・・頭にたくさんの縫い傷を持つあの不良少年の家族は、きっと地中海の南から流れてきて、あのごみごみしたスラム街で生活していたのでしょう。でも今では、まともな仕事について「良心的な生活を送り、生活も向上している」かもしれませんが。

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【g762:ニース空港。自家用ジェットもたくさん】
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【gmap762:空港とレンタカー営業所の位置】

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●レンタカー営業所・・イタリアに行きたい・・


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【g766:すり傷】
 空港のレンタカー営業所で、これから1ヶ月つきあう車「まだ500kmも走っていない新車同様。なのにすでにすり傷のあるフォルクスワーゲンGolf」に対面です。

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【g7642:フォルクスワーゲンGolf】

 10:30イタリアに向けて出発・・ところがいつものとおり(?)、順調には高速に乗れません!!・・ぐるぐる走ってやっと・・

 このあたりのお話は、すでに書いた「2010年の旅:レンタカーと車関連情報」を参照してください。

 高速道路の料金は、ニース市内分(1.40eur)+イタリア国境まで(2.10eur)。バスケットボールのゴールのようなネットにコインを入れるのですが、左ハンドル・窓は普段の逆で投げ入れに苦労します。


<関連するサイト>

http://ja.wikipedia.org/【wiki/ニース】
http://www.nice.fr/【ニース市公式サイト】
http://www.nicetourism.com/【ニース市観光協会】
http://jp.franceguide.com/【フランス政府観光局:ニース】

<関連書籍・地図>

ヨーロッパアルプスのハイキング地図、ガイド洋書  山渓など:日本語編

<ヨーロッパ・旅・・・>


参考:★provence-alpes-cote-d-azur周辺の宿

●南フランスのワイン

<イタリアに入ります・・・>

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