Bohinjsko-Jezeroボヒニ湖-2
素晴らしい天候、無風の湖面、鏡のような眺めです。
教会の壁面には宗教画が描かれています。数百年の時間・吹雪・暴風雨・暑さも、人びとの手入れのおかげで耐えてきた絵がここにあります。
[北村 峠一]
湖の南の道、途中にある教会で車を停め、壁画のある礼拝堂を見に行きます。鍵がかかり中には入れませんが、宗教画が壁に描かれています。ボヒニ湖の連絡船乗り場から見る湖は、まるで鏡のようです。対岸の山がまさにロールシャッハの絵のよう見えますね。
【353.jpg:湖は鏡のように対岸の山が写っている、まっ晴れ。左方向がサヴィカの滝】
【333/337.jpg:湖の南岸にあるバロック式の教会(Church of the Holy Spirit 聖霊教会)に車を止め、壁画を】
湖の最も東、橋の上から見るボヒニ湖です。少し風が出てきたのか水面の鏡ははっきりしませんが、エメラルドグリーンの美しさは格段です。左の山の稜線の先に白い山が見えていますが、Kuk山(2086m)などのKomna山脈の大・分水嶺の山でしょう。トリグラフ(トリグラウ)山は、右(北)の方にあるはずですが、見つけられません。
【3b4.jpg:湖の出口の橋から見るボヒニ湖】
【3e6.jpg:湖の向こうの山の上に白い山。多分Kuk山(2086m)などのKomna山脈の山】
橋の北側にあるSt.John聖ヨハネ教会に行ってみます。ここの壁画も、先に見たChurch of the Holy Spirit 聖霊教会の絵に似た構図(「セント・クリストフォロフ(聖クリストフォルスSt. Christopher)」)と色、痛み具合です。15-16世紀の建造との事ですが、教会内部は鍵がかかり見ることが出来ませんでした。【
●アルプスの壁絵へ
】
【3d3/402.jpg:橋の南にあるSt.John教会。壁面にある絵:「セント・クリストフォロフ(聖クリストフォルスSt. Christopher)」】
●ボヒニ湖に関連する人びと
・
アガサ・クリスティ
:(1890〜1976)
・「オリエント急行殺人事件」(1934年作品)の殺人事件は、現スロヴェニアも通過する「
シンプロン・オリエント急行
」内での推理小説。殺人の地点は当時ユーゴ・現クロアチアの「ヴィンコヴィッチ〜ブロット」間の列車内である。】
・
1967年、アガサ・クリスティ―がボヒニに滞在
・映画化:1974年/英
・書籍:
『オリエント急行殺人事件』 新潮文庫 ク3-4
など。
【403/408.jpg:教会の待合室のような場所の、天井のデザインと、消えかけた壁絵】
<ブレッド湖に向かい、まだ早いのですが宿を確保し、観光を・・・・>
●ご意見・お問い合わせ・情報・何でも・・・「峠の茶屋・掲示板」でお待ちしています。
旅のGET
☆
http://www.booking.com/【スロヴェニアのホテル:地図などから選択】