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【ヨーロッパ・アルプスのハイキング地図】 【国別地図】 【日本語ガイド本】 |
・・・・・・ 日も暮れかけて来たので、私は道ばたにあった気持ちのいい岩穴のなかで野営することにした。・・地面が低くえぐれ・・近くに水の流れ・・風上に岩・・・威勢のいい焚き火を燃やしてから、毛布の寝袋にもぐりこんで眠った。・・・ 私は宗門調べの裁きにかけられている夢に悩まされ始めた。・・拷問に・・鼻の穴や目の中へ・・耳を・・足を・・・ ・・・体じゅうを何か小さいものが這いまわっているのに気がついた。それはアリだった。 その晩はいい天気であった。雲もない夜空を、角度にして60度もの間を走り・・次々と素晴しい光景が・・何百もの流れ星が空を飛んだ・・・ 『アルプス登攀記』ウィンパー著、浦松佐美太郎訳、岩波文庫(1936.5)上:p82- |
●「ハンニバルと象」がこの地(推定)を進軍した状況など−− ポリビオス(BC200-BC118)の記述による。「」は推定の地名 −−●前のポイント「Monta-Echalp」← 【●ハンニバルの有力推定ルート】 →●次のポイント「Petit Belvedere-2」
約4カ月半前スペインを出たカルタゴの軍は、この地付近に10月18日夜到達。この先の偵察、軍の再集結、休養のためこの付近に留まる。 <この地のハンニバル軍> (前の状況と変わらず) 紀元前218年10月20日。気温が下がり、時に雪もよう。この日もこの地に留まる。 道路の工作隊は、象・荷車を含む軍の「トラヴェルセッテ」峠への道を切り開くため、先の山道に向かい作業をする。 アルプスの登り道から10日目。イタリア国境の峠越えまで残り5日。 軍の規模は、歩兵2万9千人、騎兵6千9百、象20頭。 ●前のポイント「Monta-Echalp」← 【●ハンニバルの有力推定ルート】 →●次のポイント「Petit Belvedere-2」 ・・・皆さんの想定、推測情報などありましたらお願いします 参考資料: この記載情報はポリビオス(BC200-118)の記述による。これをもとにルートを推定・解説している本は以下のものである。 ・Gavin de Beerギャヴィン・デ・ビーア 『ALPS and ELEPHANTSハンニバルの象』時任生子訳:博品社(G-page) ・John Prevasジョン・プレヴァス『HANNIBAL CROSSES THE ALPS ハンニバル アルプス越えの謎を解く』村上温夫訳:白水社(J-page) ・Hans Baumannハンス・バウマン『ハンニバルの象つかい』大塚勇三訳:岩波書房:(H-page) ・The Green Guide:『French Alps』2001 Michelin:(M-page) |
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