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動画モン・ヴィーゾ(モンテ・ヴィーゾ)山M.Visoの北の寒村。夕刻、牧羊犬が数百頭の羊を、搾乳のために羊小屋に引き連れて行きます。その群れの正面にあった、1mほどの高みからの撮影。「すぐ横の沢の音」「羊たちのベルの音・泣き声」「ボンソワール」・・たそがれ時の風景です。 ●動画:MPEG4(mpeg4-02618.asf、1.39MB、1分50秒)を作ってみました。 <●動画index、解説、トラブル対処なども参考に> |
牧羊犬のこと この犬は「マレンマ・シープドッグ」または「グレート・ピレニーズ」と思われます・・・がどちらなんでしょう?? 調べてみると牧羊犬の「マレンマ・シープドッグ」が有力と思えるのですが、決定できません。どなたか判る方が居れば・・・ ●牧羊犬:MAREMMA SHEEPDOG マレンマ・シープドッグ イタリアが原産国の超大型(オス・メスとも:60〜74cm約30-45kg)のハーディング・グループ(牧羊・牧畜犬) マスティフのような頑丈な体形。頭部は円錐型で、体の割に大きい。マズルはグレート・ピレニーズに比較して長いという印象がある。高い位置に着く耳は小さめ。首の周りのたてがみのような被毛は、雄の方が豊富。尾はふさふさと厚い毛で覆われている。 ハーディング・グループ(牧羊・牧畜犬)とは、 牧畜夫にかわって広い牧場を走り回り、家畜の警護と集合を受け持つのがこの犬のグループ。時には人間がまったく見張らずに、犬に仕事を任せっきりにできる程、この犬の訓練性能は高い。市場へ牛や羊を送り届けるときも、群れをばらけさせずに安全に進むためにはこの犬の存在は欠かせなかった。広い牧場のどこに家畜がいるのかを把握するため、優れた嗅覚と記憶力を備えており、その能力が特に高いジャーマン・シェパードは警察犬としても大活躍している。スタミナたっぷりで、元気な明るい犬が多く、誰にでもよくなつき育てやすい犬が多い。しかし扱っていた家畜によっても若干性格が異なるようで、牧羊犬は独立心が旺盛で、牛追い犬は勇敢で気が強い面もあるといわれている。 −−−−−−−−−−− または、 ●作業犬:GREATE PYRENEES グレート・ピレニーズ。フランスが原産国の超大型(オス:70〜82cm約50kg、メス:65〜73cm約40kg)のワーキング・グループ(作業犬) 。 ピレネー山脈で3000年前から働く犬で、古代バビロニアの遺跡にもよく似た犬が描かれているという程古い犬種だそうで、山仕事を手伝い、オオカミや熊から羊を守り、冬にはソリを引き、山で暮らす人々には欠かせない犬。宮廷、城の番犬、優雅な姿を楽しむ愛玩犬としても好まれた。 ワーキング・グループ(作業犬)とは、 主に狩猟と牧畜以外の仕事に重きをおいて作出された犬のグループ。雪深い地方でそりを引く、市場まで荷車を引く、財産や領地を守る、溺れた人や遭難した人を救助する、戦場で伝令や夜警、負傷者の救助にあたるといった仕事を任されていた。また闘犬や牛、猛獣との対決など娯楽目的で作出された犬も含まれる。大体が力仕事なので、体は大きく力強い。そのためマスティフ系の犬が交配に関わっている場合が多い。闘犬、番犬、軍用犬に使われた犬は、昔は闘争心が旺盛で凶暴な性格であったが、そんな犬を伴侶犬にしたいと願った愛好家の努力によって、穏やかで優しい性格に180度転換された。しかし運動不足や狭い環境での飼育によって、ストレスが溜まると、昔の気質が目を覚まして大事件を起こすようなこともある。この犬と暮らすには、充分な運動と適切な訓練をする自信があることが絶対条件となる。 −−− 彼の権威ある、そして優雅な歩き方は、どんなところから来ているのでしょう?写真を連続させると・・・同じ方の足をほぼ同時に移動させています。こんなことも理由の一つでしょうか? 【498.jpg:牧羊犬】 関連URL: 犬図鑑:マレンマ・シープドッグ、グレート・ピレニーズなど・・・ペットのネットワーク CIRCOLO DEL PASTORE MAREMMANO ABRUZZESE・・・イタリアのマレンマ・シープドッグ同好会 Dog Clubs (Breed Specific): Great Pyrenees・・・世界のグレートピレネーズ同好会へのINDEX マレンマシープドック・・・同好会 グレート・ピレニーズ親睦会・・・誕生日は春が多いんですね |
●「ハンニバルと象」がこのリストーラの地(推定)を進軍した状況など−− ポリビオス(BC200-BC118)の記述による。「」は推定の地名 −−●前のポイント「Abries」← 【●ハンニバルの有力推定ルート】 →●次のポイント「Ristolas-2」
約4カ月半前スペインを出たカルタゴ軍は、「ローヌ川〜ドローム川〜デュランス川〜ギル」川をさかのぼる。案内人の計略で、「ケーラス」渓谷で崖の上から岩による大襲撃を受け、今までにない多大の死者・けが人を出す。 紀元前218年10月18日朝、「シャトー・ケーラス」を出発、「ヴィル・ヴィエイユ/エギーユ」「アブリエス」を経由しこの地に。 渓谷を出た後、標高も1500mを越え、気温が下がり、時には雪もようとなる。 <この地のハンニバル軍> 「ケーラス」渓谷で2回目の待ち伏せを受け、大襲撃を受けたハンニバル軍は、前回のような反撃より、一刻も早く冬のアルプスの峠を越えようと前進した。 ガイドが居ないハンニバル軍は、偵察隊をこの先の山・峠に向ける。その間に到着した各隊ごとに集結、休養、再編成を指示する。 アルプスの登り道から8日目。イタリア国境の峠越えまで残り7日。軍の規模は、歩兵2万9千人、騎兵6千9百、象20頭。 ●● 帰ってきた偵察隊はハンニバルに報告をする。 この先に雲と雪にそびえ立つ、巨大な「モン・ヴィーゾ(モンテ・ヴィーゾ)(3841m)の」山があること。 峠を越えれば、向こう側はイタリアと思われること。 その峠の頂上付近は、すでに大量の根雪がかぶっていること。 偵察隊の一部を、さらに峠を目指し先の調査に行かせたこと。・・・・ ハンニバルは雪の峠越えに対しての対策を考える。その結果 この付近で全軍を1-2日留め、休養をとらせる。 その間に、さらに先へ偵察隊を派遣する。 象・荷車を含む軍のための、山道の工作隊を順次先に行かせること。・・・など ●前のポイント「Abries」← 【●ハンニバルの有力推定ルート】 →●次のポイント「Ristolas-2」 ・・・皆さんの想定、推測情報などありましたらお願いします 参考資料: この記載情報はポリビオス(BC200-118)の記述による。これをもとにルートを推定・解説している本は以下のものである。 ・Gavin de Beerギャヴィン・デ・ビーア 『ALPS and ELEPHANTSハンニバルの象』時任生子訳:博品社(G-page) ・John Prevasジョン・プレヴァス『HANNIBAL CROSSES THE ALPS ハンニバル アルプス越えの謎を解く』村上温夫訳:白水社(J-page) ・Hans Baumannハンス・バウマン『ハンニバルの象つかい』大塚勇三訳:岩波書房:(H-page) ・The Green Guide:『French Alps』2001 Michelin:(M-page) |
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【ヨーロッパ・アルプスのハイキング地図】 【国別地図】 【日本語ガイド本】 |
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