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Agnel -Col de アニュエル峠 2748(2744)m・・参考資料
情報提供:アルザスromeosierraさん (2000.10)
●関連:トラヴェル・セッテ峠
●羊の牧畜村と思われる、今はスキーの古そうな村々を越えてゆったり高度をとって いき、コル寸前でよじ登る感じ。
大変見晴らしが良い峠。イタリア側に下る道は恐ろしいまでの急斜面でころげおち て行く感じ。
北斜面にはマーモットが沢山。途中別れるSt. Veranはヨーロッパで一番高い村。今 は観光とスキー。
途中に帽子をかぶった石柱(雨で侵食され易い岩に硬い石が乗って水から守り、作 られたもの)が一本見えます。同じ物はこの地方にたまにあります。
●下り道の写真で左に下っているのは自動車道ではありません。
自動車道は右から画面中央で、鋭いヘアピンが見えた後は虚空に消えています。
【kitamura:質問
この峠もまた、行きたいところですが・・
・標高は2744mでしたか?
・通行制限などは無かったのですか?
・その他:イタリア側の「すさまじさ」は具体的に言うとどんな風なんですか? 】
●回答
・標高
ミシュランの地図も、現地の標識も標高は2744mとなっています。国境標識もあってこれも2744mになっています。
撮った写真を見ていたら、今は駐車場になっているコルの広場奥のほうの看板は2748mになっていました。あの広場に4mもの段差があったかな?
コルにある国境標識は2744mですからこれが公式なのではないでしょうか?
問題の2748mの標識の写真をお送りします。イタリアに入った部分です。
・通行制限
ありませんでした。行かなかったイタリアへの下りも開いていました。ただし、まだ国境でパスポートコントロールがあった時代は夜間は(ティンメルスヨッホなどと同様)閉鎖されたと思います。でも、今でも夜間走れる道ではないです。舗装はしてありますが、センターラインは全線無し、路側帯もない所があります。
・イタリアへの下り
コルの手前約2キロはフランス側も急坂、コルで左へカーブ(右手にかっては国境の建物があったらしい跡と駐車場)して下りにはいります
道は右ターンして下りながらコルの下に戻ってくるのですがステルビオ峠のようにジグザグが見えるのではなく、岩陰に消え、目視直線約1キロ先下に現れ、きついヘアピンの一部が見えまた虚空に消えています。地図でも急坂を示すダブルの矢印が連続しています。
地図で見るとイタリア側は氷河が作ったカールになっていてその壁を攀じ登ってくるようになっているようです。
ミシュラン20万分の1ではCol Agnelについてコル以外に標高情報が出ていません。
・見所
フランス側の登り口Ville-Vielle村から入ってすぐ右手に帽子をかぶった石柱が見えます。雨水で侵食されやすい地層の中にあった硬い岩石が下の地層を守ったためにできた巨大なきのこ状の石柱です。
同じ谷に入って途中で分岐するの『アルプスで一番高い村』St Veranの古い独特の構造の木造民家。
ともにエドワード・ウィンパーの名著『アルプス登攀記』でも紹介されています
コルから10kmくらい下った先のChianaleという町(村?)は今日入手した10万分の一の地図の等高線から標高1800mくらい。10kmで950m位下るわけで平均斜度9.5%。
ステルビオ峠のチロル・イタリア側からの最後のあのおそろしい登りは、コルから14キロ下の山小屋みたいな施設から標高差1200m位。
従ってあれより平均できついわけです。
局部的にはもっときつい坂はいっぱいあると思いますが、(記憶だと15%という傾斜はけっこうありますね。 15%あると下りで二速でアクセルに触らずにいても すぐ70Km/h位になります。)
10Kmで平均斜度10%近いのは、もしかしてアルプス自動車峠Number1?。これは是非走らなければ。
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