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●牧草の品種など: by:畜産Q&A■牛舎の中では、乾草(太陽の熱で乾かし水分含量を20%以下にしたもの)や、サイレージ(牧草を酸素のない状態で乳酸発酵させた漬物のようなもの)を食べる。 ★代表的な牧草: ・イネ科の牧草: ・チモシー=Phleum pratenseオオアワガエリ(イネ科アワガエリ属) ・オーチャードグラス=Dactylis glomerataカモガヤ(イネ科カモガヤ属) ・イタリアンライグラス=Lolium multiflorumネズミムギ(イネ科ドクムギ属) ・ペレニアルライグラス=Lolium perenneホソムギ(イネ科ドクムギ属) ・芝生の草の実=Poa pratensisナガハグサ(イネ科イチゴツナギ属) など。 ・マメ科の牧草: ・シロクローバ=Trifolium repensシロツメクサ(マメ科シャジクソウ属) ・アルファルファ=Medicago polymorphaウマゴヤシ(マメ科ウマゴヤシ属) ・アカクローバ=Trifolium pratenseムラサキツメクサ(マメ科シャジクソウ属) など。 ★栄養素など: ・イネ科の牧草はマメ科の牧草に比べて繊維質が多く含まれていて、牛の胃の中の微生物の重要なエネルギー源であるとともに、胃の運動を活発にする作用があり、牛にとって必要不可欠な栄養素。牛は胃の中に棲む微生物が作る物質(短鎖脂肪酸)を主なエネルギー源として利用しているので、微生物の活動が弱ると牛もエネルギー不足になる。また、繊維質の摂取不足で牛の胃の運動が止まってしまうと、牛のお腹がガスで膨れて牛は窒息してしまう。 ・マメ科牧草には、牛の発育や牛乳の生産に必要なタンパク質や、牛の健康維持に必要なカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれている。・・両方の牧草を食べさせることによって栄養のバランスをとっている。 ■放牧地の牛は: ・草地の主にイネの仲間やマメの仲間の牧草を食べる。 ・草地の周りに生えている ・ササ=多種:アズマザサ/ミヤコザサ など(イネ科タケ亜科多属) ・ススキ=Miscanthus sinensis(イネ科ススキ属) ・オオバコ=Plantago asiatica(オオバコ科オオバコ属) ・アカザ=Chenopodium album(アカザ科/APG体系ヒユ科 アカザ属) などの野草を食べることもある。 ・しかし、 ・アザミ=多種:(キク科アザミ属) のように植物の表面にトゲがある植物を食べることはない。 ・ワラビ=Pteridium aquilinum(コバノイシカグマ科ワラビ属) ・トリカブト=多種:(キンポウゲ科トリカブト属) ・ウマノアシガタ=Ranunculus japonicus(キンポウゲ科キンポウゲ属) ・イヌスギナ=Equisetum palustre(シダ植物:トクサ科トクサ属) などの毒草を牛が食べることは滅多にないが、放牧地の牧草が少なく牛が空腹時は、誤って食べてしまうこともあり、食欲不振、下痢、貧血、呼吸困難などになってしまい、重症の場合には死に至ることもある。 --- ○草種の特徴と利用【主要なイネ科牧草/雑草、好まれない牧草類/牧草の見分け方/マメ科牧草の役割と特徴】 |
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