☆「アイスマン」は欧州人ではなかった 伊英研究(AFP 2008/11/03) http://www.afpbb.com/
イタリアと英国の遺伝子研究学者のチームが、南チロル考古学博物館(South Tyrol Museum of Archaeology)に保存されている「アイスマン」のミトコンドリアDNA解析を行ったところ、現代ヨーロッパ人と同じK1グループに属するものではあったが、K1グループの中の3種の遺伝系統のどれとも共通ではなかった。
このことから、研究チームのマーティン・リチャーズ(Martin Richards)英リーズ大学(University of Leeds)教授は、「アイスマン」は現代ヨーロッパ人にはない未発見のK1系統樹に属する人種である可能性が高いと分析した。
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[2007年アイスマン情報]
☆ナショナルジオグラフィック:2007.7号【悲劇の最期の惨劇】
☆5千年前のアイスマン死因は「矢じりから受けた肩の動脈の傷による失血」(Swiss Info 2007/06/16 ) http://www.swissinfo.org/
スイスとイタリアの共同チームの研究によって、氷河に眠っていた世界最古のミイラ、アイスマンこと「オッツィー」の死因が解明され、5300年前から眠る謎が解決した。
チューリヒ大学の解剖学者フランク・リューリ教授は、様々な角度からエックス線を当てるコンピュータの断層撮影、CT技術を使い、矢じりから受けた肩の動脈の傷による失血がオッツィーの死因だったと証明した。