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花マルチIndex           1bit解説

Tilia cordataティリア・コルダタ(アオイ科 シナノキ属)
[冬ボダイジュ]

(g0240)・・同じ属:g0150 g0240 g0290

a2@キッツビュール  a3@マリアザール  a3@マリアザール  a4@ザレック 

    (注:a1@:番号は撮影場所、@はPl@ntNet等で裏付け済:ソースで確率等。映像はクリックで拡大します)

Tilia platyphyllos
ドンビン街路樹
0:同定検討パラメータ
 ○Tilia × europaea/ティリア・エウロパエア(g0150)/西洋菩提樹は、Tilia cordata冬菩提樹/バノシナノキ と Tilia platyphyllos夏菩提樹 の自然交配種。

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1.学名 (図鑑名と掲載Page):
 Tilia cordataティリア・コルダタ/フユボダイジュ(スイスPG:p )(花訪:p )

2.科、属:
 アオイ科 (Malvaceae) シナノキ属(Tilia)

3.仏名/伊名/独名/英名 (図鑑名と掲載Page):
 仏:Tilleul commun (Fleurs:p )
 伊:Tiglio (Fiori:p )
 独:lindenbaumリンデンバウム/Hollandische Linde
 英:Small-leaved Lime

4.類似の日本の花名/一般的カナ名 (図鑑名と掲載Page):
 フユボダイジュ/冬菩提樹 (日本の野草:p )

5.花の時期、特性など:
 ・花期:6月
 ・高さ:約30m
 ・花弁数:5?
 ・花は、柄にヘラ状の葉が付いている。これは花序全体に付いている苞葉なので、総苞と呼ばれる。中部以下は花序の柄に合着している。
 ・落葉高木:フユボダイジュに比べるとやや樹高が高くなりやすく、高さ35mに達する高木になる場合もある。
 ・他:シューベルトの歌曲『菩提樹』(歌曲集『冬の旅』)で有名
 ・和名シナノキ Tilia japonica は日本特産種(同属)
 ・釈迦の菩提樹は本種ではなくクワ科のインドボダイジュ(印度菩提樹、Ficus religiosa)という別の種。
 ・世界四大街路樹:プラタナスニレボダイジュマロニエ



A.撮影場所(紀行リンク)、日、海抜m【●近隣峠、渓谷DBリンク】:
 a2:Kitzbuhelキッツビュール(オーストリア:チロル州)、2011.6.11、海抜:約750m 【●近隣峠・谷DB
 a3:Maria Saalマリアザール(オーストリア:ケルンテン州)、2013.6.17、海抜:505 m 【Maria Saalマリアザール
 a4:Zalecザレック(スロヴェニア:Stajerskaシュタイエルスカ地方)、2013.6.12-(3泊)-15、海抜:255m 【Zalecザレック



B.この花を掲載している他のサイト:
 ○http://ja.wikipedia.org/wiki
 ○http://botanic.blog.so-net.ne.jp/

C.
 (g0240)

◆比較:
◎セイヨウボダイジュ/西洋菩提樹
 <原産地:ヨーロッパのアオイ科シナノキ属(Tilia × europaea = T. cordata × T. platyphyllos)の自然交配種>

○コバノシナノキ/小葉の科の木/フユボバイジュ
 <中国原産のアオイ科シナノキ属(Tilia cordata)>
 寒冷地向き

○ナツボダイジュ/夏菩提樹/オオバボダイジュ(大葉菩提樹)
 <中国原産のアオイ科シナノキ属 (Tilia platyphyllos)>
 暖地向き
 星状毛があり・葉脈の脇に褐色の毛玉のようなものがある

△ボダイジュ/菩提樹
 <中国原産のアオイ科シナノキ属(Tilia miqueliana)>
 中国では熱帯産のインドボタイジュの生育には適さないため、葉の形が似ているアオイ科の本種を菩提樹としたと言われる。
 星状毛があり・葉脈の脇に白い毛玉のようなものがある

◆シナノキ/科の木
 <日本特産種のアオイ科シナノキ属Tilia japonica>
 シナノキは日本特産種だが、シナノキ属(ボダイジュの仲間)はヨーロッパからアジア、アメリカ大陸にかけての冷温帯に広く分布している。
 星状毛がなく・葉脈の脇に褐色の毛玉のようなものがある

▲インドボダイジュ/印度菩提樹
 <インド原産のクワ科イチジク属(Ficus religiosa)>
 本種が仏教聖樹の「菩提樹」

−−−−−−
◆リンデンバウムの栽培ポイント◆
 栽培(難易度:★★★☆☆) 
 日本では夏越しがむずかしいことから、北国を除いてほとんど栽培されず、中国から日本に分布するシナノキ(ティリア・ヤポニカ)
 や、本州中部以北に分布するオオバボダイジュ(ティリア・マクシモウィッチアナ)といった同属の植物が、ときどき栽培される程度です。
 環境に対する適応性が強く、ヨーロッパでは街路樹や公園樹、庭木として人気がありますが、高温多湿の日本では、北海道などの
 寒冷地以外での栽培はむずかしいでしょう。 

 耐暑性はやや乏しいものの、耐寒性にすぐれ、樹高が高くなるだけでなく、葉張りのある大きな樹冠になるため、地植えで育てます。 
 苗の植えつけ適期は2〜3月。
 樹高が高くなることを考慮し、なるべく日当たりと風通しのよい場所に、植え穴を大きくとって植えつけましょう。
 いったん根づいてしまえば、その後の栽培は容易です。 

 生育温度:適温は15〜25℃。やや冷涼な気候を好み、高温多湿を嫌います。寒さには強いので、冬越しは問題ありません。 

 手入れ:とくに必要ありません。 

 日照:日向を好みますが、耐陰性も比較的あるため、半日陰でも生育可能です。 

 水やり:苗木を植えつけてから数年間は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。成木に生長してからは、とくに水やりの
 必要はありません。ただし、夏の乾燥期に極端に水切れすると、落葉が早まるので注意しましょう。 

 土:水はけがよく、中性〜アルカリ性の土壌を好みます。庭土に腐葉土を3割ほどすき込み、1uにつき苦土石灰150gを施して酸度を調整しましょう。 

 肥料:元肥として、1uにつき堆肥10Lと鶏ふんなどの有機質肥料を2〜3握りほど庭土に混ぜて、植え穴に埋め戻します。追肥は必要ありません。 

 植えかえ:植えかえは、とくに必要ありません。 

 収穫時期:6〜7月の花期に、開花直後の若い花房と苞葉を摘み取って収穫します。
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◆リンデンの殖やし方◆
 実生で殖やします。
 10月ごろに熟した果実から種子を採種し、すぐに取りまきするか、種子を湿らせた清潔な砂などと混ぜ、密閉して低温で保存し、
 翌春に温室内にまき床をつくってまきましょう。
 種子は休眠性が強いため、発芽までは2〜3年かかります。
 高さ30cmほどの苗木に生長したら、戸外に数株をまとめて密植し、そのまま4〜5年育ててから定植しましょう。適期は2〜3月です。


●旅行中に撮影した花の写真をもとに、図鑑などから分類・整理しています。
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