ヨーロッパ アルプス 峠ドライブ紀行 TOPに戻る この旅のtopへ戻る 前ページに戻る 次のページへ count
参考:★Jausiers周辺の宿

Ubaye
【g374:Fouillouzeフイユーズの教会とBrec de Chambeyronシャンベイロン歯岳(3389m)】

Ubayeウバイユ渓谷(Fouillouzeフイユーズ:2182m)

Brec de Chambeyronシャンベイロン岳の伝説的な岩山・・【●谷DB

アルペ・ド・オート・プロヴァンス県】[北村 峠一].(Kitamura)      


●St-Paul-sur-Ubayeサン・ポール・ウバイユ・・


 2002.6.18Col de Varsヴァール峠に向かう途中、一瞬、Mt.Visoモン・ヴィーゾ(モンテ・ヴィーゾ)山(3841m)と勘違いしたのが、Brec de Chambeyronシャンベイロン歯岳(3389m)で、その独特の山の形をじっくり見たいと、この谷に来たのです。

 さらにこの谷の奥、イタリア国境の「Col de Maryマリー峠/Maurinマウリン峠(2637m)」も、ハンニバルと象が越えた伝説候補峠のひとつで、一度はこの谷に入ってみたいとも以前から思っていた場所でした。


Ubaye
【g351:左の道はVars峠に向かう。右がSt-Paul-sur-Ubayeサン・ポール・ウバイユへ】

Ubaye Ubaye
【g495/g496:St-Paul-sur-Ubayeサン・ポール・ウバイユの教会】


参考:★Jausiers周辺の宿
−−−

●Pont du Chateletシャトレ橋・・


 サン・ポール・ウバイユから数km、前方右手の岩の間に見事なアーチの石橋が見えました。これが「Pont du Chateletシャトレ橋」水面からの高さが108mもあるのです。

 それまでの木橋から、戦略・軍事的利用も可能な石の橋に架け替えられたのは1882年でした。30年後の第一次大戦、60年後の第二次大戦などのイタリア国境の守りに、たくさんのトラックや戦車もここを通過したことでしょう。

Ubaye Ubaye
【r979:上流方向を見る。100m以上の岩の亀裂が削られた】 【g361:景観登録1938.5.10。長さ27m、デッキ幅3m、水面高108m、アーチ長18m】

Ubaye
【g354:上流方向を見る】

Ubaye
【g358:下流方向】

Ubaye
【g493:橋の北側からの橋風景もすばらしい】

http://fr.wikipedia.org/【wiki/Saint-Paul-sur-Ubaye】
 木橋は1875年完成。石橋は戦略、軍事利用の契約後1882年に完成。第二次大戦の1944年に壊されたが、幸い道路だけが破壊され、アーチは残り、1945 年に復元された。
http://www.highestbridges.com/【Chatelet Bridge:多数の写真】


参考:★Jausiers周辺の宿



Google地図で 2010Travel-route-Point を表示
−−−

●Fouillouseフイユーズ村とBrec de Chambayronシャンベイロンの歯岳(3389m)【●谷DB】 ・・


 Pont du Chateletシャトレ橋(海抜約1600m)を恐る恐る通過し、その先の細い山の斜面の道をジグザグに登り2-3km先に村の駐車場が出てきました。海抜1900m、橋から300mを登ってきたのです。そして見事な山もで迎えてくれます。

Ubaye
【g478:海抜1900mのFouillouseフイユーズ村】

 Le Brec de Chambeyronシャンベイロン壊歯岳(3389m)の山頂斜面が見事です。そしてこの3つのベルを付けた教会(St-Jean-Baptisteサン・ジャン・パティスト=洗礼者聖ヨハネ教会:16世紀建造)・・ヨルダン川でイエスに洗礼を授けた洗礼者ヨハネの名をつけた教会・・その2人が立っているような・・実に絵になります。【●峠の聖人へ】

Ubaye Ubaye
【h877/g459:St-Jean-Baptisteサン・ジャン・パティスト=洗礼者聖ヨハネ教会:16世紀建造】

 このLe Brec de Chambeyronシャンベイロン壊歯岳(3389m)の岩の形、Mt.Visoモン・ヴィーゾ山(3841m)の煙突岩と似ていませんか。

 2002年のCol de Varsヴァール峠に向かう途中で一瞬、Mt.Visoモン・ヴィーゾ山と勘違いした理由はこれだったのです。 ところで、あの斜めの斜面の面積、かなり広そうですが・・Google-Mapsでは200m四方ほどもありそうですね!! モンヴィソのほうはさらに大きそうです。

 そしてこんな神秘的な二つの山の付近には、ハンニバルと象が通過した峠の話が共通してあるのです・・そしてこの話が神話などでなく、2200年ほど前に実際にあったこと・・歴史って面白いですね。

Ubaye
【Le Brec de Chambeyronシャンベイロン壊歯岳(3389m)の岩の形は、Mt.Visoモン・ヴィーゾ山(3841m)の煙突岩と似ている】

Ubaye Ubaye
【g368/h876:シャンベイロン壊歯岳】

 次の二つの写真は、ハイキングから戻るときのものですが、いくつもの建物があります、かつてはこの付近にもたくさんの人たちが住んでいたようですが、今は夏の牛舎としてだけ使われているような雰囲気。人影も見えませんでした。

Ubaye
【h880:フイユーズ村風景】

Ubaye
【g468:フイユーズ村の商店】


参考:★Jausiers周辺の宿
−−−

●Fort砦(2182m)までの散策【●ハイキングDB】・・


 約3kmを周囲の山や花を撮影しながら歩きます。途中からシャンベイロン歯岳は山陰に隠れてしまいました・・地図で見ると「Fort de Plate-LombardeーRnes(2182m)」・・ここでゆっくりとランチにします。

Ubaye
【g407:南東方向。低いところがイタリア国境や、ラルシェに向かうVallonnet峠(2524m)。ほかは3000m越えの山々】

Ubaye
【g411:歩いてきた北西方向】

Ubaye
【g415:ヴィシーから来た夫婦】

 食事中、老夫婦が登ってきました。声をかけ、会話・・

 彼らはフランス・ヴィシー(水の有名な場所らしい)から来たとのこと。

 この付近は7月8月にはエーデルワイスだらけになる場所で、若い頃、このあたりで見える山を一周したけれど、今回はこの先の峠まで。

 娘が日本語勉強のため、3ヶ月横浜にいたことがある・・などの話や、僕たちの旅のルート地図など・・写真を撮り合って。



 半地下式のFort de Plate-Lombarde−Rnes:Rnesのロンバルディ高原砦、たぶん第二次大戦に使われたものでしょう。1940年頃にはイタリア軍と、1943年頃にはドイツ軍との戦場。1945年以降は国境警備に使われていたでしょうが、平和になった1987年以降は静かな高原になったのです。

Ubaye
【g417:Fort de Plate-Lombarde−Rnes:Rnesのロンバルディ高原砦】

Ubaye Ubaye
【g419:Gr-5-56山岳ロードの標識】 【g404:花たちが咲き誇っている】

参考:★Jausiers周辺の宿

−−−

●シャンベイロンの花たち【●花図鑑】 ・・


 たくさんの花たちを撮影してきました。●花図鑑と比較しながらごらんください。

Ubaye
【g364:】

Ubaye
【g391:】

Ubaye
【g399:】

Ubaye
【g476:】

Ubaye
【g446:】

Ubaye
【g469:】

Ubaye
【g467:】


参考:★Jausiers周辺の宿
−−−

●儷bayeウバイユ渓谷【●谷DB】 ・・


 フイユーズ村からシャトレ橋を引き返し、ウバイユ渓谷を少し奥、Maurin方面に走ってみました。谷の両側の崩れやすそうな岩山からは、小岩や砂利がUbaye川に転がってくるような道、この先イタリア国境にある「Col de Maryマリー峠/Maurinマウリン峠(2637m)」への道は、そんな車もすれ違わないようなさびしいところを行く道です。ハンニバル伝説峠の候補峠すべてに行ってみるのは、かなり時間がかかりそうです。途中のSt-Antoineサンアントワーヌ村(1641m)で、聖アントワーヌ礼拝堂のフレスコ画を撮影して折り返すことにしました。

Ubaye
【g491:サンアントワーヌ村にある聖アントワーヌ礼拝堂】

Ubaye
【h884:Sancte Antoni ora pro Nobis:(ラテン語)聖アントニわれらのために祈り給え】


●関連のサイト

http://fr.wikipedia.org/【wiki/Saint-Paul-sur-Ubaye】
http://www.highestbridges.com/【Chatelet Bridge:多数の写真】
http://en.wikipedia.org/【wiki/Ubaye_Valley】
http://www.ubaye.com/【Vallee Uubaye】
http://ubaye-en-cartes.e-monsite.com/【Ubayeの古絵葉書】

<ヨーロッパ・旅・・・>


参考:★Jausiers周辺の宿

<関連書籍・地図>

ヨーロッパアルプスのハイキング地図、ガイド洋書  山渓など:日本語編

●フランス アルプス ワイン

<Parpaillonパリパイヨン渓谷 へ・・・>

ヨーロッパ アルプス 峠ドライブ紀行 TOPに戻る この旅のtopへ戻る 前ページに戻る 次のページへ
Copyright © 1996- Kitamura All Rights Reserved.

EU-Alps 峠の茶屋・掲示板:
EU-ALPS.com


質問などありましたら eualps@gmail.comへどうぞ。
★本サイト内を、地名などのキーワードで検索できます★

eu-alps.com内検索 WWW検索