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【4068.jpg:おこないがいいので、見てくださいこの晴れ具合。氷河の蒸気が逆光のおかげ(?)で虹に見える】

ラ・グラーブ、ラ・メージュ
La Grave,La Meije:

フランス・アルプス南部への招待状(2)

フランス:(05)オート・アルプ県】 [北村 峠一].(Kitamura)      


 峠から約10km、正面に見えてきた斜面に張り付いた点のように見える建物は、les Terrassesテラス村です。教会の入口ドアが閉まっていて、村の人が鍵を貸してくれた、あの想い出の村です。そしてその下方にラ・グラーブがあるのです。前回1998年に泊まった「La Meijetteラ・メイジェツ 」のホテル、あのマダムはいるでしょうか?

<お勧めの宿>
HOTEL RESTAURANT
La Meijette
ラ・メイジェツ ☆☆

HOTEL RESTAURANT La Meijette

・M. Me Juge さん
http://vialandis.reservit.com/
・tel 04 76 79 90 34
・Fax : 04 76 79 94 76
・hotel.lameijette.juge@wanadoo.fr
・住所:RN 91 05320 La Grave
・B&B(2人):57 - 85 EUR
・Logis de Franceロッジ・ド・フランス
・推選:テラス/部屋からの展望

1998.7.1:1泊
2005.9.15-17:3泊
2010.6.23-25:3泊
HOTEL RESTAURANT La Meijette
【泊まった部屋は4FのNo16】

HOTEL RESTAURANT La Meijette
【1998年の時のマダム】
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【v537.jpg:左正面の村はシャズレChazeletだろう。ラ・グラーブはその谷の下にある。右上はGr.Des-Rousses(3468m)の雪の山並み】

 7年前の記憶がはっきりせず、かなり前の駐車場に車を入れてしまい、ホテルまで100mほど歩くことになりました。と、レストランからホテルに道路を渡ろうとしているあのマダムらしい女の人。そしてこちらを見て・・あのラファエロの笑顔がにっこり。

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【r001.jpg:2005年のマダム】 【v571.jpg:道路むかいのレストランとの間をいつも行ったり来たり】

 思わず足早に近づき握手です。当時と全然変わりません、ますます元気そうです。
「こんにちは、お久しぶりです」
「日本から来た、あの時のあなたたちを覚えていますよ」
「もう7年も前なんですよ」

「あの後、毎年数人の日本人が泊まりに来ている」
「私のホームページにこのホテルやマダムの写真を載せているので、あなたは世界的にも有名なんですよ」
 たしか峠仲間のご夫妻も、以前ここに泊まった話を聞いたことがあるので、マダムの話も単なる社交辞令ではなさそうです。

「前回泊まった、あの3階(日本なら4階)の部屋が空いていたら、そこにしたい」
 一緒に部屋を見に行き・・真ん中のNo.16・・
「あー、この小さな部屋。屋根の傾斜の隅にトランク置いて、朝食をこのBOXに入れる仕組みになっていて」
 一泊が朝食込みで71Eur(約1万円/2人)、当初2泊と思っていたのですが(計約2万)、朝食(8eur)をスーパーで自前調達すれば(x6食=48eur)が浮き・・などと考え3連泊する(計約2.3万)ことに決めます。

−−−
 スーパーへの買出しを兼ね、翌日のハイキングコースを入手にインフォメーションに行き、片道2時間ほどという「プラトー」のコースに行くことに決めます。翌朝、
「ハイキングに行く、なにかあったときはよろしく」とマダムに言うと、
「ヘリコプターで迎えに行くから」と、ウィットに富んだ回答。

 思った以上に7時間もかかったハイキングから疲れきってホテルに戻り(16:30)、のどが渇いたのでレストランへ行くと、残念ながらドアに鍵。 と、奥からマダムとほとんど同じ顔の妹さんが厨房から出てきて・・おかげで生ビールを、この絶景のラメージュを見ながら飲むことが出来たのです。

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【v592.jpg:この眺めが、この宿の一番の売り物。正面のピークがLa-Meije(3982m)。氷河は(左:テーブル状)Tabuchet、(頂上直下)La-Meije、(右)Rateau。各種緑色とのバランスが最高】

 夕食もついでにとろうと話しかけますが、こちらの妹さんは英語がまるで話せません。だれか話せる人をと奥に連れて行ってくれたところが厨房で、そこには歳をとったご両親が料理の下ごしらえの最中でした。妹と両親がレストランを仕切り、姉がホテル側を切り盛りしているのです。おじいさんの話は、
「ディナーの時間は19:00から」とのことで「その時間にまた来ますよ」と一旦部屋に戻ります。

 ところが妻が突然の大頭痛。日中のあの猛烈な快晴の雪目と、長い下り坂で膝にまで来た疲れが、ビールを飲み、風呂でさっぱりした瞬間に出てきたのでしょう。バファリンなどを飲みますが直らず、そのままダウン。残念ながらレストランには行けません。

 この手の疲れは一晩寝れば直るのです。翌朝ロビーにいたマダムにその旨話すと、
「昨夜妹が心配していた。自分や父が説明した意味がわからなかったのではないか、と言っていた」とのこと。

 その夕食時、レストランに行き妹さんに謝ります。「姉に聞いてわかった」と笑顔・・よかった。 彼女は日本びいきなのでしょうか『武』『光』などの漢字を書いたエプロンをしています。ちょうどプレゼントにと日本から持ってきた『祭』と書かれた手ぬぐいを渡し、単語と身振で字の意味や使い方などを説明しながらの、笑い声の続く食事。

 窓の外、ラ・メージュの斜面に遊ぶたくさんの羊を見ながら、柔らかくておいしい子羊の肉、クルミ・チーズ・ハムの大盛りサラダ、地元の白ワインなどで、おなかも心も満足たっぷりになったのです。

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【v693.jpg:夕日に焼けた山肌と氷河】

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【v675/v651.jpg:部屋のテラスからは、左(東)ロータレー峠方面、右(西)D'Oisansドワザン方面が見渡せる】

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【v656.jpg:夜:レストランのネオンがテラスの模様の間から見え】 【v776.jpg:モルゲンロート・朝焼けも部屋のベットからばっちりと】

 これがたそがれ時、朝焼けの風景です。部屋から寝ながら一晩中眺められるのです。
 そうです新田さんも、佐貫さんもこの村に泊まるべきだったのです。きっとフランスアルプス南部に、満点の評価が書かれたはずです。
 そして皆さんもこの風景を是非一度見てください。ラ・メージュに行くゴンドラが休みのオフシーズンにも、天候さえ良ければ絶対お勧め。ホテルも当然大歓迎、お待ちしています。

『このページのコピー持参の方、宿代5%引き(?)』・・か否かは、すべてあなたの口と腕とお土産次第? マダム・お姉さんへのプレゼントは沖縄の『紅型』の小物でしたが、効果はありませんでしたね。

 この村は、「●フランスの最も美しい村(仏:Les plus beaux villages de France)」に選ばれている。

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●2010.6.23-25:3連泊し、ラメージュ山の周囲を幾つか回る。
 Le-Pied-du-Col(1765m)、La Berarde(1720m)、les Deux-Alpes(1660m)

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2019.6.14:通過Col.Lautaretロータレー峠から、Col.Ornonオルノン峠に向かう途中。
 ちょうどその時店から出てきたのは・・多分妹さん夫婦?
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<ロータレー峠、ラ・グラーブ、ラ・メージュ関連のサイト>

 ○http://www.la-grave.com/【La Grave】
 ○http://www.lagrave-lameije.com/【La Grave】
 ○http://cafsenonais.free.fr/html/fonds-ecran.php【La Meije 】
 ○http://www.paulo-grobel.com/【Traversee de la Meije】
 ☆ラ・メージュ【佐野さん】

<関連書籍・地図・HOTEL>


アルプスの谷 アルプスの村

アルプス記

アルプス登攀記

ツールドフランス

 ・ロンリープラネット:フランス
 ・France:フランスの地図:洋書
 ・La Meije:ラ・メージュなどに関する洋書

 ☆フランス・アルプスエリアのホテル検索フランス全域のホテル:地図から検索も】
 ☆シャモニー付近のホテル検索【JHC:広域ホテル検索鉄道・コンサートなどオプション


<「プラトー」高原のハイキングは、さらにあなたを「フランス・アルプス南部に行ってみたい」と思わせますよ・・ >
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