Col-Montetsモンテ峠(1461m) 　【●峠DBへ】

　この見事な針峰群。右の山が気になり、交差点ごとに右に曲がってしまいます・・・観光を武器にした、この地のリゾートとしての歴史は18世紀からだといいます。当時のサヴォワ公国と、近隣国との行き来はどのようだったのでしょう？。

　スイスに向かうこの道、右の山が気になります。せっかくなので交差点ごとに右に曲がり、山を見てまた交差点へ。針峰群、頂上の岩を氷河が削り取ったのでしょうが見事です。
　（遠くに見えるボソン氷河・・・前回1998年の時に比べ、小さく黒っぽいかと思ったのですが・・・どうやら・・・この30年で2kmも後退しているようです）

【228.jpg：Aig.du.Druドリュ(3754m)/Aig.VerteヴェルトとMer-de-Glaceメールドグラス氷河】　【250.jpg：Aiguilleエギーユ針峰群、モンブラン方面。7kmのGlacier-des-Bossonsボソン氷河の全景が見える。】

【254.jpg：工事中のArgentiereアルジャンティエールの街をスケボーが降りてくる。】

　Montetsモンテ峠に登る手前でも気になって、右の山を見上げます。北の斜面は雪がいつまでも残り、逆光ですが氷河がはっきりと見えます。どうもあの右の「コブ」が気になります。・・・峠に上りだし・・・峠の頂上は平均的に見晴はそれほど期待できないので・・・峠道途中の脇に車を停め360度を展望します。あのこぶはAig.du.Druドリュ(3754m)でしょうか？　シャモニーに近いところから見えた鋭い形とはぜんぜん違うのですが、ウチワのような形の岩山なのでしょうか？
・・・
＜やはり、ドリュの山でした。・・・Mundbergさんからは「見る角度によって姿を変える典型の山」と。ぼっけいさんからは「カモノハシの嘴」との形容を教えていただきました。＞
＜参考URL：　http://www.e-kassets.com/滑雪天国.com　の　シャモニー地図＞

【259.jpg：峠に上る前：ここで見える氷河はArgentiereアルジャンティエール。左はAig.du Chardonnet山(3824m)、右はAig.Verte(4122m)の雪渓】　【93.jpg：ジグザグ道の途中に、展望がよい場所が・・・右のこぶはAig.du.Druドリュ(3754m)。見る角度でこんなにも形が違う。中央の一番高い山がAig.Verteヴェルト針峰(4122m)】

【81.jpg：峠の手前で・・・右のドリュ、ヴェルトの氷河の中に、Aigdes-Grands-Montets(3297m)のロープウエィ終点があります。素晴しい眺め、左にTour氷河】

【89.jpg：峠に向かう北、西の展望はよくないが、ここからたくさんのトレッキングルートが通っている】

　Col-Montetsモンテ峠(1461m)に到着です。この峠で分水した川は、Chablaisシャブレ山地(エビアンから南のプレ・アルプスエリア)の両側を流れ、ジュネーブで合流しています。北にレマン湖経由の澄んだ水と、南のArveアルブ川の氷河の白濁した水ですね。ここからは眺望もそれほど開けていないので、車内から撮影して先を急ぎます。

【95.jpg：1461mの峠・・・分水嶺は南にArveアルブ川～ジュネーブでローヌ川に。北はEau-Noire川～Trient川～ローヌ川～レマン湖～ジュネーブで合流する。】　【a0.jpg：峠の北側。Emossonのダム湖はあの山の向こう側？】

　峠の北側にスイスに向かって下ります。・・・・が、国境までまだ数Kmはフランスです。なぜなのでしょう？

【a6.jpg：峠を北に下る。・・・まだここはフランス領域】

＜この下り道、フランスですが・・・建物などの雰囲気はスイスですね・・・＞
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