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このフランスとスイスの国境は、モンテ峠(1461m=Arveアルブ川:Eau-Noire川〜Trient川の中分水嶺)と、フォルクラ峠(1527m=Trient川:Drande川支流の小さな分水嶺)の中ほどにあります。 ふつうは峠(大きな分水嶺)が国境になっているのに、ここの国境は本来のスイスエリアに食い込んでいます。フランス:スイスの紛争があったようには見えないのになぜなのでしょう。 どんな歴史からこの国境はできたのでしょうか・・・推測してみます。 (さらに調査していきますが、皆さんでお判りの方がありましたら、教えてください。) <フォルクラ峠はなぜ必要だったのか?> ・Trient川に沿った下りの地形は、街道を作るのにはがあまりに厳しいのでは? (近世に川に沿った鉄道ルートが作られるが、トンネルを連続せざるを得ないような大変な地形) ・そのためフォルクラ峠に迂回ルートを作った。 ・モンテ峠に近いVallorcineの村人は、この地理から考えフランス側への交流が多かったのではないか? ・・・ <このエリアの支配・領土・国家などの歴史> ・BC4世紀頃:ケルト人 ・BC52年頃:ガリア・・・カエサルのガリア征服・・ローマ帝国〜476年 ・534年頃〜:フランク王国 ・1032年頃〜:ブルクント王国 ・12〜14世紀〜:サヴォワ(サヴォイア)領 ・1792-93年〜:サヴォワはナポレオン軍により、フランスの占領地に。 ・1815年(ウィーン会議)-1848年(憲法):ナポレオン失脚後、スイス・ヴァリス州はスイスに加盟する。 ・1860年:サルデーニャ王はサヴォワ地方をフランスに割譲 (・・・想定:この頃スイス国境の分割が行われたのでは?) (・・・想定:サヴォワを分割し、フランス/スイスの選択時、住民投票などで決定したのでは?) ・1967-75年:Emossonエモッソンダムはフランス・スイスの共同で建設された。湖はスイスにあるが、アーチダムの堤防はフランス国境。 発電設備はフランス側=Chatelard-Vallorcine、スイス側=La-Batiazにある。 <参考> ・他の国境の入り組んだ地も参考に ・http://train.mt.blanc.free.fr/histo/siecle.html【1907.11.1Montetsトンネル開通 】 ☆Emossonエモッソン湖【ダム湖周辺へのハイキングコースなど】 |
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