ヨーロッパ アルプス 峠ドライブ紀行 TOPに戻る この旅のtopへ戻る back next  Time/Datacount

Julierpass/Pas dal Guglia ユリア峠 2284m  中世の交通路  1/30万MAP  【●峠のDBへ

スイス:グラウビュンデン州】[北村 峠一].(Kitamura)     

【ユリア峠に向かう道は、緑の多い広いゆったりした谷です・・・そしてまもなく到着です】 ・・87.jpg
・・e0.jpg

【峠の南にある2960mのピークが霧の中から現れます・・・P.Polaschin3013mは左の方です・・・さらに東にシルヴァプラーナ方面の谷です】 ・・b6.jpg

【こちら北側を見ると・・・左にクールの方向に向かう峠道が続いています・・・雲・霧が走っています】 ・・a9.jpg

【峠は、大きな岩が山の上から、湖まで続いています・・・対戦車障壁のために設置したものではないかといいます】 ・・d2.jpg

・・d7.jpg  

●旅の絵本へ】 【●2009年、この峠に再訪
・・e7.jpg

 あらゆる道の中で私が好むのは、そこを人類が通過した歴史的な大きな道だ。
 ・・・
 このユリア峠の道は一年中通ることができる。それゆえ、つねにこの道が好まれるようになった。
 ユリウス・カエサルよりも遙かに古く、ケルト人の神の名前をとってこう名付けられたと言われている。ケルトの人々は一番高い地点に、二つの立石を置いた。その地点からローマ時代の貨幣が見つかっても、それはケルト族のあとにローマ人たちがこの地を占領し、そこを定期的に使う交通路としたということを単に示すだけである。
 中世には、十字軍への参加者や商人や巡礼者が、すべてこの道をたどった。ヴェネチアへと向かうライン地帯の人や、シュワーベン地方(*1)の人にとって、この道は大変寂しい道で、ギリシア、エジプト、キプロス、エルサレムへの、つまりオリエントへの大いなる道となっていた。


 歴史家ミシュレJules Michelet(フランス:1798-1874)の記述。 『山』8.グラウビュンデンへの道 p.168〜 (大野一道 訳 藤原書店)
(*1:シュワーベン地方=南独、黒い森エリア、ヘルマン・ヘッセ(1877-1962)はこのCalwカルフの町で生まれる。


<このあとシルヴァプラーナまで戻り・・・サンモリッツの先から、アルブラ峠に向かいましょう>
●ご意見・お問い合わせ・情報・何でも・・・「峠の茶屋・掲示板」でお待ちしています。EU-ALPS.com  旅のGET旅のGET
ヨーロッパ アルプス 峠ドライブ紀行 TOPに戻る この旅のtopへ戻る back next  Time/Data
ヨーロッパアルプスのハイキング地図
【ヨーロッパ・アルプスのハイキング地図】
  【国別地図】  【日本語ガイド本】