【2dc2.jpg:Colombano集落から見るマニヴァ峠の先のM.Colombine山(2215m)】
Collio:S.Colombanoコッリオ村サン・コロンバーノ の散策
なんでもない小屋にまでフレスコ画を描く文化
そのゆとりに感心しませんか・・
【
ロンバルディア州ブレシア県
】 [北村 峠一].(Kitamura)
早朝未明、谷に雷の音が何度も響きわたり、土砂降りの異常に激しい雨音は、寝ているのも怖いほどです。今日は一日この部屋で足止めかな? と思っていた空も、マダムの目の覚める時間(?) 9時には見事に晴れ渡りました。パンとチェリーなどを持って東にあるS.Colombanoサン・コロンバーノの集落へ山越えのハイキングをしてみましょう。
【St.Colombanoサン・コロンバーノ(540-615年)は、ヨーロッパ各地に数多くの修道院・教会を建て、ケルト系修道院制度を伝えた聖人:
●峠の聖人
】
【Collioから山に入り、Colombano集落までの散策ルート】
昨日貰ったパンフにある観光地図は縮尺1/2.5万ほど。Ivinoまでは車道があり、そのあと山道(破線)がコロンバーノ集落まで下っていく、片道2-3kmのコースを設定します。
数軒しかないIvino集落の小さな礼拝堂、壁絵のある農家の脇・・・・・・細い山道は、今朝の雨で若干滑りやすいのですが、暑い日ざしでほとんど乾いています。沢に沿った道を登っていくと・・・・・・やっぱり道が分からなくなりました。
でも昨日からの運はまだ続いていました。ちょうど山から下りてきた親子連れと会い、僕たちだけでは絶対分からないような「薮だらけの小道」を教えてもらったのです。
【2da2.jpg:Ivinoの礼拝堂】
【2da6.jpg:Ivino集落の建物に描かれた壁絵】
【2da7.jpg:Ivino集落はこんなに少ない】
【2da8.jpg:Ivino集落の先は山道で迷う。山から下りてきた親子連れに道を教えてもらう】
【2db1.jpg:さらに山奥の小屋壁面にも、壁絵が】
ちょっと眺めの利く場所にあったのは、農作業用の小屋でしょうか。一休みしながら壁面に見つけたのは、少し剥がれかかっていますが宗教画の壁絵です。【●
アルプスの壁絵へ
】
なんでもない小屋にまでフレスコ画を描く文化、そのゆとりに感心しませんか? ところでこの羊、馬などに囲まれた聖者は誰なのでしょうか? 絵の下には「Padre Ghidoni Batista ・・・」と書かれていますが・・
聖母マリアの父ヨアキム?・・
お分かりの方、教えてください
)
3時間ほどの散策中に見つけた花たちです。夜の雨で十分な水分が補給され、雷でイオン一杯の空気、暖かい日差しに、満足して咲き誇っていました。 【
●アルプスの花へ
】【
●峠のDBへ
】
【2d86.jpg:左から、Lonicera(スイカズラ科)、Verbascum(ゴマノハグサ科)、ノイバラ(バラ科)、?、Cirsium (キク科アザミ属)、Cirsium erisithales(キク科)
●アルプスの花へ
】
【2db9.jpg:Colombano集落が見えてきた。正面の山の低いところがマニヴァ峠。右に雪崩れた雪、左にアンテナの山が見える】
【2dc0.jpg:Colombano集落と教会】
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平日の初夏の誰も見えないコッリオ村に戻ってきます。そして少し昼寝です。
さらに夕食までの長い時間を、村の中央の道路に面した一角のベンチで、行きかう人や車を観察・・・これも旅のひとつの楽しみです。
< 半年以上谷の突き当たりになる村、そんなコッリオ村には独特の生活習慣・雰囲気が元気に残っています・・・>
●
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