Eisentalhöheアイゼンタール峠(2042m)
Nockberge-National-Parkノックベルク国定公園内の山岳道路は、やはり有料でした。【●
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マーモットのモニュメントが峠に。花も美しく、お牛さまもお通り・・・などと、ここは自然一杯です。
[北村 峠一].(eu-alps)
<2003.6.9(月)>
インナークレムス村から南に分岐してすぐに、国定公園内の山岳道路を走る料金所です(車一台13Eur≒1800\)。
この道路に沿って2000mを越える峠がふたつもあることを知ったときは、それは嬉しかったことを思い出します。それに、オーストリアの山岳道路は、
Grosglocknerグロスグロックナーの峠
(2505m、2428m)、
Timmels-Jochテンメースヨッホ峠
(2509m)、
Gellosゲルロスの峠
(1628m)、
Silvrettaジルブレッタの峠
(2036m)ともすべて有料だったこと、自然保護のための費用なのでしょうから納得します。
料金所のおじさんは「英語のガイドブック要る?(5Eur≒700\)」と、他の入口でもまったく同じことを言います。標準挨拶用語集にかかれているのでしょうか。最初にグロスグロックナー山岳道路のとき買った本は、ページ数、カラーページなど5Eur以上の内容がある本でしたが、ここの本も似たようなものだろうと、買わないことにしました。
貰ったパンフレットによると、このNockbergeノックベルク国定公園の名前になっている「Nocke」は「円い形」の意味。他のアルプスと違い2200mから2300mの滑らかになった山並みが連なっているのです。1987年に国定公園に制定されたとのことです。
【102.jpg:有料道路入口】
【117.jpg:道路の途中何箇所かに山小屋があり、観光バスで団体客も】
道に沿っていくつかヒュッテが現われ、観光バスなども停車しているので、色々なレジャーの設備があるのでしょう。そして最初のEisentalhöheアイゼンタール峠(2042m)に到着です。【●
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【138.jpg:Eisentalhöheアイゼンタール峠から、南〜西の山を見る】
【151.jpg:東方向は、こんな丸い山。アイゼンタール峠(2042m)の表示は、マーモットの彫刻】
ここの峠標高を書いたモニュメントは
マーモット
です。パンフレットなどにもマーモットのことがかかれていますが、今日は祝日・連休のこともあり、たくさんの人が繰り出しているので、彼らの鳴き声も聞こえません。
遠くの山が見晴らせます。東北東の方角は、40-50km離れたタウエルンの山並です。あの山の下には
タウエルンの鉄道トンネルがあって、かつてはオリエント急行
が走っていたんですね。
【156.jpg:東北東の山名を表示するカンバン】
【160.jpg:40-50km離れたタウエルンの山並。あの山の下あたりにタウエルンの鉄道トンネルがある】
そして南の山はイタリア国境方面と思うのですが、Dorauドラウ川に沿って2000mクラスの山が いくつかあるので、そんな山かもしれません。
【180.jpg:南の谷とイタリア国境方面の山】
【433.jpg:左からゲンチアナ2種、ゴマノハグサ科の青い花、キンポウゲ科、マメ科の黄色い花、キンポウゲ科の白い花】
やはり自然が一杯です。濃い青のゲンチアナ、この花を見るとなぜか毎回撮影したくなります。そしてゴマノハグサ科と思われる青い花や、キンポウゲ科などの黄色、白の花など、ビデオ以外に今回から持参したデジカメも登場です。【
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次の峠への道は、バイク、自転車などの高原道路の風景と、もっとローカルな牛の散歩などにも出会います。
【192.jpg:峠から南に。バイカー、サクリスト、牛の散歩、美しい高原道路が続く】
<さらに南に、ノックベルク国定公園の展望道路を走ります・・・>
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