les Villards sur Thones
トーヌの上の村

　宿がようやく見つかりました。明日のレンタカー返却のため、今晩は荷物の最小化のための整理が必要です。テラスで、夜風にあたりながら残り物のワインなどを飲んで、満月を見て・・・

　コロンビエ峠を下り、途中のGrand-Bornard村で「Logis de France」のホテルの看板を次々と見つけました。が、一つ目のホテルは休館、次は、レストランのイスを机の上に裏返しに置いてあります。掃除/休館？・・・カウンタで聞くとホテルは休み。やはりスキーシーズンから、夏の間の整備・改装などで休みが多いのです。こうやって宿を事前確保せずに移動することは、旅のスケジュールなど自由になっていいのですが、なかなか宿が見つからないと、ちょっと心配になります。

　St-Jean-de-Sixtの交差点、ここを左に向かうとアラヴィス峠方面。さらに2-3の峠を越えると、イゼール川渓谷や小サン・ベルナール峠方面です。そちら方面はまた次回、今回は右に向かいます。

【04.jpg：この交差点を左に向かうと、Aravis峠へ。正面の三角の山はPnte de Merdassier(2313m)】

　宿はなかなかありません。・・・ちょっとやばいかな？アヌシーまで行かないとだめかな？と思っていた頃、道の右・山側に「VIKINGバイキング」のHOTELの看板を見つけます。「だめもと」と坂道を登り、日本の田舎の国民宿舎のような建物のカウンタで聞くと・・・OK。ほっとします。

　明日は車を返すので、今晩には荷物の整理をしておく必要があります。車で移動していると、車のトランクの中は雑然としています。ペットボトル数本（うち一本は、窓拭き用に普通の水道水）、途中で貰ったパンフなどの紙類、ちょっとしたみやげなどは宿の部屋に持っていきません。果物類・飲み物・洗濯物・地図などは、紙袋に入っていて、車の返却時にはすべて荷物トランクやディ・ザックに移す必要があります。

　資料で必要なページを切り取りファイルにしまい、果物や非常食のパンなどを片付け、ワインも終わらせ、果物ナイフ・フォークなども洗って・・・宿のテラスで、たそがれ時から満月が光る山の風景と、少しひんやりした空気を感じながら・・・車での最後の夜はけっこう忙しい時間です。

【27.jpg：満月を見ながら・・・】　【05.jpg：宿のテラスでワイン・ミニボトルを・・・峠の旅を振り返って・・・】

＜参考URL：＞
　・Logis-de-France【今回の旅でもたくさん利用しました。「玉手箱」のフランスの利用ホテルも参考に】
　・Logis-de-Franceで、「LE VIKING」のHOTEL名入力か、On-a-MAP→　Rhone-Alpes→Haute-Savoie→LES VILLARDS クリック
　　・・・74230 LES VILLARDS SUR THONES、Tel: +33 (0)4.50.02.11.78、Fax: 4.50.02.98.20、E-mail: hotelviking@wanadoo.fr、 32～39EUR/部屋

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　朝日が山の稜線を光らせ始めます。牧歌的な風景です。犬の散歩から帰ってきた人も居ます。

【52.jpg：さわやかな朝、谷の向こう正面は1600-1700mの山。その向こう側にCol de la Crx Fry峠(1467m)があるはず。右の光った山La-Tournette(2351m)だろう】

　朝食の前、村の散歩に出かけます(6:30頃～)。ホテルの看板意外と小さかったのですが、よく見つけましたね。必死になれば見つかるものです。山の上のほうにむかう小道を登ってみます。・・・が、これ以上行くと山道なので、引き返し・・・

【72.jpg：朝の散歩。HOTEL-VIKINGの看板】

【77.jpg：La-Tournette(2351m)方面の山並】

　こんな早い時間から、大工さんが工事を始めています。新築の家のようで、屋根瓦を滑車で運び上げています。雪が自然に落ちる角度でしょうか？そんなに急な傾斜ではないですね。日本の雪下ろしのようなこともするのでしょうか？（どなたか解る方がいれば教えてください。）・・・谷の向こうに見える農家の屋根の勾配、結構ゆるいし、むこうは北斜面。かなり積もるのではないでしょうか？

【88.jpg：屋根瓦を葺いている。レールの上の電動滑車で屋根の上に運びあげる様子は、日本の瓦工事と同じ。落下防止の足場もある。右は別の建物＝完成するとこんな風に？】

【a0.jpg：対岸の山の斜面の農家。北斜面で、春になっても雪解けは遅いのでは？】

【les Villards sur ThonesはColombiere峠とアヌシーの中間ほど】

　朝食後、すべての荷物をトランクと、ディ・ザックにまとめ、不要なものをいろいろ宿のごみ箱に捨てて・・・9:00頃出発です。

　アヌシー湖に近づき、地図にある630mのColde-Bluffy峠はどこかなと思っていた頃、城が前方に見え始めます。Menthon-St-Bernard城でしょう。湖岸の家々や対岸の山もさわやかに晴れて見渡せます。

　アヌシー湖にそった道沿いの村でも石の家などが現れ、こんなところをゆっくり見て回るのも、またいいものだろうなーと考えているうちに・・・

【b8.jpg：les Villards sur Thonesの標識と教会】

【111.jpg：Colde-Bluffy(630m)付近でMenthon-St-Bernardの城が見える。アヌシー湖の対岸の山は左Roc des Boeufs、右Le-Semnozの国立公園】

【121.jpg：アヌシー湖にそった村にも見所が多そうだ】

＜あっという間にアヌシーに到着です。さてこれからが事務的に・効率的に・・・・・＞
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