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●Sankt-Gotthard-Passザンクト・ゴットハルトの峠道でスイスは建国。世界大戦でも中立維持!! ・この峠名は、Sankt-Gotthard-Passザンクト・ゴットハルト峠(ドイツ語読み) / San Gottardoサン・ゴッタルド峠(イタリア語読み)で、ドイツ生まれの聖者「ゴットハルト」にちなむ名前です。ゴットハルト街道です。 ・アルプスの北側の人たちが、キリスト教の中心であるローマ・南欧へ行きたいと念願し、深く切り立つ渓谷を13世紀になってやっと切り開くことができたのです。 ・一番遅く開かれた峠ですが、アルプスの中で、南北をたった1つの峠のみ越えることで結べること、さらに東西に向けての交差点もあり「アルプスの十字路」と呼ばれ、重要な場所となりました。 ・この峠の輸送の通行料などの利権を確保するため、3州協力が行われ、今のスイス建国(1291年)の基礎となったのです。 ・1882年、峠の下に長さ15kmの鉄道トンネルが開通します(建造費の1/2はイタリア、1/4はドイツ、残りがスイスが出資) ・第二次世界大戦時、ドイツ・イタリアは大量物資輸送のため、ここのトンネル(と、シンプロン・トンネル)の使用を中立国スイスと交わしていました。 ヒットラーとムッソリーニがスイスを支配しようと企てたとき、「砦作戦」(国土防衛をゴットハルド路線周囲のアルプスにしぼり、侵略時には鉄道と道路を爆破する・・・ギザン将軍)を宣言した。 これによりスイスは戦火をほぼ無傷で通り抜け、今日の繁栄の基礎を築いたといいます 。 |
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