ザンクト・ガレン修道院Convent of St. Gall 1983年登録

アルプス・周辺エリアの世界遺産 The World Heritage in Alps area

[北村峠一].(Kitamura)

スイス：ザンクトガレン州

・ザンクト・ガレン修道院は、スイスのザンクト・ガレンにある中世以来の歴史を誇る修道院

・街の名前は西暦612年、アイルランドの修道士コロムバンは12人の仲間と宣教の旅を続け、ローマへの道を目指したが、ついにボーデン湖畔のアルボンArbon で、同行者はガルスだけとなってしまった。コロムバンはボーデン湖畔のコンスタンツに留まり布教した。

・St Gallusガルスはアルボンから10ｋｍほど南西に入った小高い山間地に僧房と小さな礼拝堂を開き布教に専念、646年にこの地で没した。僧房はその後も徐々に発展した。

・カール・マルテルは719年にアレマニエン司教区のオトマール(Othmar, 689年頃-759年)に、聖ガルスがこの地に遺したものの管理を命じた。

・小ピピンの治世下で、オトマールはザンクト・ガレンに修道院学校を作り、それらの学校では芸術、文学、科学などが花開いた。

・大聖堂内部は白い柱に淡いエメラルドグリーンの花飾り模様が特徴で、現在に至るまで街のシンボルになっている。

・大聖堂修道院と図書館は、1983年にユネスコの世界遺産に登録された。

St.Gallen

【大聖堂】

【大聖堂の天井壁画】

●旅の紀行：St. Gallenザンクト・ガレン

関連サイト

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