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Kuchl
【v408.jpg:Kuchlクヒルの聖体節の祭:鉄砲隊が銃を込める】

Werfenヴェルフェン・Kuchlクヒル

・・聖体節の祭りで、宿は一杯と断られ・・
ここはサウンド・オブ・ミュージックの撮影地

オーストリア:ザルツブルク州】[北村 峠一].(eu-alps)      


 (リエンツ以降〜Heiligenblutハイリゲンブルート〜Franz-Josefs-Hoheフランツ・ヨーゼフ・ヘーエ(6/18水:泊)〜グロスグロックナ山岳道路〜Dientner峠▲(1357m)の記録はまだ出来ていません)

 3時過ぎなのですが、時々小雨もぱらつくちょっと薄暗い天候で、そろそろ今晩の宿を見つける必要があります。ザルツァッハ川に沿って下っていくと右手には懐かしい岩山。1992年この岩肌に驚き・感激した付近、とするとたしかお城が見えたな・・と思っていると、前方岩の上に見えました。この町Werfenヴェルフェンで宿探ししましょう。

werfen
【v506.jpg:ザルツァッハ渓谷を北・ザルツブルク方面に。岩山が迫ってくる】

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【v511.jpg:ヴェルフェンで城が見えたので宿探しに立寄る。民族衣装の人が歩き、レストランも人だらけ。祭りのようだ】

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【v545.jpg:教会内部】

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【v531.jpg:教会】

 町の中心部の通りは車で一杯。インフォメーションの前に止めますが、開いていません。どうやら今日は祭日。この通りでも祭り行事があったようで、レストランの中は宴会の最中・・どこも満杯のようです。

 教会に立ち寄り、町の中を探そうと思っていたところで、ドイツから来たという観光客夫婦と話をします・・
「今日はどんな祝日なんですか?」・・「説明難しい・・」と言ってカレンダーなどをポケットから出し
「イースターからxx日後の木曜日・・ドイツやオーストリアは祝日・・」
 後で祝日の名前を調べたのですが「聖体節の祝日」(復活祭から61日目の木曜日)とのこと。
「私たちツアー客がたくさん泊まっているから、宿は取れるのかなー?」

「あそこの山の斜面にある建物、あれは氷の洞窟(ケーブ)。何十キロものトンネルが続いているんだよ」「僕たちもスロベニアのケーブへ行ってきたのですが、氷の洞窟は寒いでしょうね」「私たちも入ったことはないんだが」

「城は、今日はツアー客しか入れないみたいだ。私たちはあちこちの有名な城めぐりのツアーでね」・・

werfen
【v547.jpg:ドイツの観光客、聖体節・城・ケーヴの話・・】

werfen werfen
【v515.jpg:Hohenwerfenホーエンヴェルフェン城】 【v556.jpg:Hohlen-Eisrisenweltアイスリーゼンヴェルト:氷の洞窟=42kmの地下道:はHochkogelホーホコーゲル山脈の西斜面、標高1664mに入口がある】

 片言の英語でも会話に、辛抱強く付き合ってくれたご夫妻と別れ、再度インフォメーションのガラス窓にある宿情報などを見ていると、
「宿を探しているんなら、私の知っている人の部屋が空いているが・・どうかね」と・・見知らない人が英語で声をかけてきます。

 こちらから「宿はないか」と道行く人に聞いたことはありますが、こんな風にむこうから声をかけられたのは初めて。多分客引き? ちょっとうらぶれた雰囲気と・・怪しそうな第一印象だったので・・「ザルツブルクに行くので」と断ります。

「あの人に付いていったら、どんなところに泊まることになったんだろう? 付いていったら断りにくいし・・」そんな会話が車中続きます。

−−−

【Werfen〜Kuchl付近】

『サウンド・オブ・ミュージック』とWerfenヴェルフェン、Kuchlクヒル

・DVD

『サウンド・オブ・ミュージック』


・本『ザルツブルク―永遠のサウンド・オブ・ミュージック 』木之下 晃, Tomoe (著)


 映画「サウンド・オブ・ミュージック」の中で、シャーフベルク鉄道で登った先の草原(シャーフベルク山)で「ドレミの歌」が歌われています。でも実際にはここヴェルフェンWerfenにある草原で撮影されたようで、切り立った岩山とその麓に見える城(ホーエン・ヴェルフェン城Schl-Hohenwerfen)がで判ります。

【草原(シャーフベルク山)での「ドレミの歌」のシーンの遠望にホーエン・ヴェルフェン城が見えている】

 さらに次の「クヒルKuchl」の「プファール教会」が、オープニングの映像に出てくる教会の塔です。

【オープニングの教会の塔は、次の町クヒルの「プファール教会」】

→●『Sound of Musicサウンド・オブ・ミュージック』関係は、このページも参考にしてください。


 15kmほど北に向かったKuchlクヒル、ここもいい感じの町・・と宿探しをします。でも聞いた宿でも「今日は満室で・・」

「ドドーン・・」町の広場のほうで、たくさんの鉄砲を撃った音が聞こえ急いでそこに向かいます。まさに祭りの最中。サーベルを捧げた老兵士に向いた数十人の銃兵の付近からは白煙が広がっています。

 正面にある教会の塔が、あの映画のオープニングに出てきた「プファールPfarramt教会」です。待機していた音楽隊も続いて演奏を始めました。シックな茶系の上着、女の人は民族衣装、おそろいの黒の帽子です。

Kuchl
【v394.jpg:クヒルの「プファール教会」前の広場は、ちょうど祭りの最中】

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【v413.jpg:サーベルを捧げた元兵士(?)と銃を持つ兵士たち】

Kuchl
【v418.jpg:音楽隊はシックな色の上着と黒の帽子】

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【v422.jpg:鉄砲の煙がなびく中、音楽隊の演奏が指揮棒にあわせて始まる】

 町の通りは家族連れ、観光客で賑わっています。多分ドイツなどからの観光客でしょう、ベンチの上にはビールと料理が。そして食べている人たちの体格も立派です。子供たちもはしゃぎまわり、余り売れていない土産も販売されています。

 でもますます今晩の宿が心配になってきます。オーストリアの祝日「聖体拝受祝日/聖体節(Corpus Christi)」、復活祭の61日後。特にチロル地方の行列は有名だそうなので、機会があれば宿を事前に確保してゆっくり見学したいですね。

Kuchl
【v425.jpg:町の通りは家族連れ、観光客で賑わい、子供たちもはしゃぎまわる】

<Werfenヴェルフェン・Kuchlクヒル周辺の情報/Web-Site>

 ●1525-26年:ザルツブルク農民戦争で、チロルの農民指導者ミヒャエル・ガイスマールMichael Gaismairが軍を組織し、この地付近通過/戦う。

 ○http://www.werfen.at/【Werfen観光ガイド】
 ○http://www.eisriesenwelt.at/【Eisriesenwelt Werfen:氷の洞窟・・写真解説】
 ○http://www.salzburg-burgen.at/【Hohen-Werfen城】
 ○http://www.kuchl.net/【kuchl】
 ○http://kuchl.org/【kuchl観光ガイド】

Kuchl
【v432.jpg:多分ドイツからの観光客だろう。皆立派な体格】

< どこまで行ったら宿が見つかるでしょう?・・ HP作成も・・順次作成していきますが、次のページが出来るのはいつ?・・>
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