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●最近、フランス人の運転・スピード狂について、納得いく本を読みました。 水江正吾著 『南仏モンペリエ午睡の夢』 河出書房 1994 <インテリもハンドル握ると・・・p126-> ふだんは物静かで控え目な人なのに、猛烈なスピードでつっ走る 。そのスピードを緩めずに急カーブを切ると体に感じる遠心力がたまらないのでしょうか。こんな時は一瞬恍惚の表情なっている。ぼくはぞっとしている。 メータはとっくに時速150kmを越えている。 彼はゆっくり走っている車を見るとイライラするらしく、さかんに悪さをする。 その車の直後にピッタリとくっついたまま走る。 ・・・あるときは急に加速してその車の前にでて、行く手を塞ぐようなこともする。 そんなときの彼の表情はいかにもいやらしいニヤリとしたり、 ヒッヒッと声をあげたりもする。 普段は少しせっかちなところはあるけれど、どちらかといえば保守的なものの考え方だし・・・。インテリですらこうなのだからあとは推して知るべし・・・。 フランス人は車に乗るとせっかちになる。 特に南フランス・・・仕事は遅いのに・・・日本人よりスピードに強い(F1レーサ、スキー滑降選手)・・・ フランス人が車を運転するといくぶん闘牛士の気分になっている。闘牛士もスピード狂の運転手も、あえてその危険に立ち向かう「闘争の能力」を誇示しようとしている点では似ている。 |
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【ヨーロッパ・アルプスのハイキング地図】 【国別地図】 【日本語ガイド本】 |
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